永島内科便り
2023-08-30
残暑お見舞い申し上げます
今年の夏の暑さは異常だと毎日のように日本各地の気温がニュースで報道されています。前橋市は最高気温が高い地域としてすっかり有名になってしまいました。
お盆の前までは熱中症で具合の悪い患者様が多く、毎日点滴をする場所に困るほどでしたが、このところ熱中症は落ち着き、コロナ検査をしたいという発熱患者様が増えてきているように思います。
以前のようにニュースで、都道府県別にコロナウイルス感染者数を発表しなくなったので、医療関係者でもない限り今コロナウイルス感染症が流行っていることなど知らない方が多く、検査をして「陽性です」と告げると、「いったいどこで感染したのだろう」と首をかしげる人もいます。
マスクをすることもソーシャルディスタンスをとることも、世の中的には重要視されなくなり、今まで広かったマスクや除菌グッズコーナーには保冷グッズやミニ扇風機などが多く並んでいます。
永島医院は毎年お盆休みは取らず、9月に夏休みをとっています。まだまだ暑い日が続きそうです。具合の悪くなる方が増えることなく、無事夏休みを迎えられるとよいと思っています。ご自愛ください。
[文:薬剤師 原 陽子]
2023-08-30
8月27日までの予定だったコロナワクチン接種は、9月19日まで延期になりました。
8月28日~9月19日までの接種予約は医療機関に直接連絡することになっています。
必要な方は早めにお電話ください。
2023-08-30
9月20日から秋のコロナワクチン接種が始まります。
予約受付は従来通り市予約サイトか専用ダイヤルで受け付けています。開始は9月中旬を予定しています。
2023-08-30
9月1日からいつもおかかりの患者様には診察室で接種予約を開始します。
そのほかの患者様には電話でも受け付けいたします。接種時期は10月末ごろからを予定しています。
2023-06-30
5月8日からコロナ感染症診断に関わる診察や検査(PCR検査、抗原検査など)の公費負担が終了になり保険診療になります。(ただしコロナ感染治療薬のみ公費支援は継続になります)他の病気の診療と同様に保険の自己負担が発生しますのでご了承ください。
2023-06-30
6月中旬より、さわやか健診のシールが発送され始めました。
健診の予約は送られてきたシールを確認しながらクリニックの受付窓口で取りますので、予約の際は忘れずにお持ちください。
2023-06-30
コロナワクチン接種の予約が取れた方は市から郵送された水色の接種券をお持ちになって予約日に来院してください。
水色の封筒に入った水色の接種券以外は使えませんので注意してください。
2023-04-19
4月17日から前橋市では帯状疱疹ワクチンの助成申請が始まりました。
申請書類がお手元に届きましたら永島内科医院にお電話で予約を入れてください。
2022-06-30
入学、入社、その他に関わる健康診断をご希望の方は事前に検査項目について情報を頂けるとより迅速に対応できますので、ご連絡ください。
2023-07-31
先日、京都で開催された第10回日本糖尿病協会年次学術集会に出席してきました。
連日の猛暑で京都もとても暑かったですが、祇園祭の後祭りと重なり市内は観光客でとても賑わっていました。
講演は糖尿病の薬の話や、実戦で役立つ食事療法、運動療法の話を聞いたり、実際に講師やスタッフの方と一緒に身体を動かし、病院で指導していることを経験させてもらったりしました。
毎日の献立を検索するアプリの存在や、病院で動画を作りYouTubeで配信したり、地元のラジオ局にお願いして毎日決まった時間に運動を呼びかける音楽を流してもらうなどの工夫をしている病院があることも知りました。
また、自分で血糖値を測ることを体験させてもらい、1日何度も血糖値を測っている患者様はこんな痛い思いをしているのだということや、何度も針を刺すことで指先が固くなり血液が出にくくなるなど大変な思いをしていることも知りました。
今までは経験したことがなかったフットケアの方法も教えてもらい、参加者と交代で患者役になり、器具を使って足の検査をしてみました。
2日間という短い時間の中でたくさんのことを経験しこれからの糖尿病療養指導に役立てていきたいと思います。
[文:群馬県糖尿病療養指導士 原陽子]
2023-06-30
先発薬品とジェネリック薬品
先発薬品とは最初に開発、承認、販売された薬品のことで、ジェネリック薬品とは、先発薬品のおおよそ20年間の特許期間が終わった後にそれと同じ量の有効成分で作った薬のことを言います。これらは厳しい試験をクリアして国が同等であると認めた薬です。当院では処方箋に、ジェネリック薬品を使ってよいですと記載しています。薬局で薬をもらうときに「ジェネリックでお願いします」と言えば医師に確認をとらなくても薬剤師がジェネリック薬品を選んでくれます。
では、先発医薬品とジェネリック薬品の違いは何でしょうか。
①ジェネリック薬品の方が開発費がかからない分低価格である。
②ジェネリック薬品は各メーカーが独自の技術で先発品よりも飲みやすい形にしたり、
保存しやすくすることなどを研究し工夫がされている。
③ジェネリック薬品はメーカーが変わっても薬の名前が変わらないように共通の名前が
付けられている。
物価高騰のニュースを毎日のように聞いている昨今、高い値段の薬を飲み続けるよりも低価格のものを選んだ方が治療費の負担も軽くなります。
また、国は国民の多くがジェネリックを使うことで薬剤費が減り、待ち望まれている新薬にかける開発費用を増やすことができると言います。
日本のジェネリック使用率は70%と増えてきていますが、ほかの先進国に比べるとまだまだ低いようです。ジェネリック薬品を使うことに不安があって服用したことのない方は一度薬剤師に相談してみるとよいでしょう。
[文:薬剤師 原陽子]
2023-05-31
5月8日から新型コロナウイルス感染症がインフルエンザ感染症と同等の扱いとなり、感染対策や濃厚接触者の外出自粛などが個人の判断に委ねられるようになりました。
当院では新型コロナ感染症の流行当初より発熱外来を積極的に行ってきました。高齢で持病のある患者さんが多く通ってきてくださる為、通路を別にしなければならないこと、鼻腔からの検体採取は院内スタッフへのエアロゾル感染を引き起こす可能性があることなどより、診察室を設けることが難しく、裏口を利用した狭いスペースで具合の悪い患者さんを診察しなければならなかった事はとても心苦しく感じてきました。
病院との感染症合同カンファレンスでは、医療従事者の院内感染を防ぐための対策も手探りではありますが少しずつ緩和していく方針について話し合いがあり、当院でも試みていくことにしました。
また、高熱など症状が重い患者さんには、新型コロナウイルスの治療薬も積極的に処方して症状や後遺症の緩和にも対応していきたいと考えています。
2023-04-28
4月の休日、富士山と桜を同時に、晴天下で眺めるという一生に一度かもしれないチャンスに恵まれました。感動…でした。
今まで1メートル周囲に入る人だけと毎日黙々と向き合い続けてきた事とは全く異なる世界がそこにはありました。
その景色を桜吹雪の中に座って只々見つめ、目をつぶって感じ、横になって日差しを受け、心穏やかに時の流れを意識しないまま半日近く過ごしました。気がつくと「こんな時間があるんだな…生きてきてよかった」と一人で呟いていました。
富士山が世界中の人を魅了する理由として、その形が円錐形であることが挙げられています。そして連峰ではなく、富士山だけでそれを形作っていることも更に美しさを際立たせていると言えるでしょう。
その美しさ故なのでしょうか。私の心を癒し、心の蓋さえも開けてくれた時間になりました。
2023-03-30
過活動膀胱について
昼間、夜間の頻尿やトイレに間に合わず失禁してしまうような症状が加齢のために起きる状態を過活動膀胱と言います。
女性は出産や加齢で膀胱や尿道などを支えている骨盤底筋が弱くなる事、男性は前立腺肥大症が原因になる事が多いです。
膀胱が自分の意思と関係なく縮んだり過敏な動きをするため、頻尿や失禁が起こります。
このような症状で悩んでいる方は加齢とともに増える傾向にあります。加齢以外に原因になるのが便秘や肥満、又は水分の摂りすぎである事もしばしばあります。生活習慣を見直す事も大切です。
膀胱の縮みを緩和する治療や前立腺肥大症の治療をする事で症状が改善する事もよくあります。困っている方は医師にご相談ください。
2023-02-28
老眼鏡と拡大鏡
私自身老眼はもう随分前からあり、メガネも使用していたのですが、最近は老眼鏡をかけてもうまく見えない時があります。それは針と糸を使う時です。特に刺繍は布目の刺したい部位が見えないときれいにできないので困ってしまいました。
眼鏡屋さんに行って状況を説明しても理解してもらえず、何本も老眼鏡を作りました。娘のアドバイスでテーブルに挟んで固定する拡大鏡を買ってみました。この時老眼鏡をかけて拡大鏡を覗かなくてはダメだということに気づくのにちょっと時間がかかりました。
老眼鏡で手元を見やすい状態にして更にその部位を拡大することで針の先や布目が大きく見えて作業はしやすくなります。でもこれは5分で気持ちが悪くなり、長時間続けてするような刺繍などでは使いづらいと感じました。恐らくレンズの歪みなどが問題になるのでしょう…。と、ここでスマホの検索アプリで"老眼、手芸"と検索してみました。老眼鏡の上にメガネ型ルーペを重ねるという案があり、これは試してみる価値はありそうだなと思いました。
更に拡大鏡の大きさを大きくすると歪みが減って良いかもしれないのでそれも試してみるつもりです。
若い頃には全く問題のなかった事が歳をとるにつれこんなにも変わってくるのだと改めて知り、私よりも年上の患者さんから更に学ぶべき事があると再認識させられました。
まとめ
①老眼鏡はみたい物をどのくらい目から離して見るのかにより度数を選び、拡大鏡はどのくらい大きくしてみたいのかで拡大度を選ぶ。
②老眼になったら近くのものを大きくみたい場合は老眼鏡と拡大鏡を併用する。
③使用目的によって老眼鏡も拡大鏡も度数は変えるべきであるため強くすればよいというものではない。
私と同じような体験をされている人がたまたま当院のホームページを見て喜んで頂けたり、私はもっとこんないいやり方を知ってるなどと意見を下さったら嬉しいです。
[文:医師 登田久子]
2023-01-31
新型コロナ感染症が5月8日からインフルエンザ等と同じ5類感染症に移行するという政府の方針が発表されました。
様々な意見があり、重症化しやすい人への配慮については問題が大きい為、施設内などでは個々に取り決めが必要になるのではないかと思われます。
また重症感染者の入院手配を医療機関がしなければならなくなる事は我々医療従事者が電話連絡、入院交渉など時間を取られる業務に追われるため、日常診療に大きな負担をもたらすこととなるでしょう。
しかし、マスクをしながらランニングや散歩をするような、人目を気にした(感染予防に必要なわけではないのに)行動はしなくてもよくなり、それぞれの健康状態に応じて対策を選択できることは精神的に過ごしやすくなるのではないでしょうか。
良い方向へ進んでいくことを願うばかりです。
2022-12-27
帯状疱疹について
最近帯状疱疹が流行しているのですかと患者さんから聞かれます。これはSNSなどからの情報のようですが、流行はしていません。
多くの人が、子供の頃水ぼうそうに感染し、その時から原因ウイルスである水痘帯状疱疹ウイルスが体の中に潜んでいます。また感染後はそのウイルスに対する免疫もできますが、年齢とともに低下していきます。そのためワクチンを接種して免疫を強化する事で発症を予防することができます。
ワクチンについて詳しくお知りになりたい方は医師にご相談ください。
2022-11-30
新型コロナ第8波は高齢者施設や病院でのクラスター、家族内感染に巻き込まれるという事が当院かかりつけの患者さんの中にも起きており、身近な状況として感じている方も多いのではないかと思います。
その一方でWithコロナが周知され、様々なイベントや街中の賑わいは以前のように戻ってきています。
体調管理、感染対策は自分で考えていく必要があるということだと思います。月並みなことしかありませんが、ワクチン接種、そして持病を悪化させない事も大切です。
11月14日は世界糖尿病デーでブルーライトのイルミネーションを様々な場所で観ることができました。糖尿病は感染症を重症化させる病気の一つとしてまず挙げられます。自覚症状が無いことから、普段病識を全く持っていない方も多いと思います。
コロナに感染して、それが重症化したときに、「原因は糖尿病を持っているからですよ」と説明を受ける事になります。糖尿病を良い状態にしておくことは感染対策の一つです。
2022-10-31
オミクロン株対応ワクチンの接種が始まりました。繰り返すワクチン接種が続き、不安になっている方が多くいらっしゃる事は毎日受診される患者さんの声を聞くとわかります。
オミクロン株の感染が続く今の状況で、普通に生活してもなるべく感染しないように、また感染しても重症化しない為にワクチン接種を是非受けていただくことをお勧めします。
インフルエンザワクチンとの接種間隔は同時でも問題ありません。その他のワクチンを受ける場合は2週間間隔をあける必要があります。ご注意ください。
2022-09-28
世界のコロナ感染症対策がWith コロナ(コロナウィルスとの共存)に転向してきています。
乗り物の中など密になり、換気も思うようにできない様な状況以外ではマスクをつけなくてもよいという国が多くなりましたが、日本ではまだまだマスクをして外を歩く人の姿がごく普通に見られます。
日本人の国民性なのかもしれませんが、いつまで続くのか興味深いものがあります。コロナウィルスの感染拡大以後仕事や、生活スタイルが大きく変わり、在宅勤務、テレワーク、オンライン会議またはオフ会などなど新たな用語がたくさん生み出されました。With コロナもその中の一つですがその意味合いや捉え方は人により大きく異なるのだろうと想像します。
ワクチンをしている人、そうでない人、重症化リスクが高いのか、そうではないのかなど一人一人自分でも考えていくべきなのでしょう。
2022-08-31
まだまだ暑い日が続いており、体のだるさなどを訴える患者さんが多くいらっしゃいます。
コロナウイルス感染症は更に広がっており、永島内科医院も毎日発熱外来に訪れる方が多く、大変混雑しております。
最近は薬局等で無料で検査をしてもらえる所が増えています。無料検査だけではなく自宅で行える検査キットを販売している店舗もあります。そういったものを利用していただき検査が済んでいれば、診察は電話等で可能になる場合が多くあります。検査結果がわかり次第、地域の相談窓口や医療機関に電話して下さい。
薬局での検査に不安を感じるとおっしゃる方もいらっしゃいますが、薬局で行う検査だけでも診断は可能で、更に追加検査を医療機関で行う事はほとんどありません。
以下にコロナPCR または抗原検査を行っている薬局、検査キットを販売している薬局(永島内科医院付近)を載せておきますので参考にしてください。
※8/9時点ですので必ず事前に薬局の方にお電話をして頂くようよろしくお願い致します。
【PCR又は抗原検査実施店舗】
・ウエルシア薬局前橋三俣店
・ウエルシア薬局前橋西片貝店
・マルエ薬局前橋西片貝店
・クスリのアオキ幸塚薬局
・ヘルシー薬局前橋
・スギ薬局三俣店
【検査キット販売店】
・スギ薬局三俣店
・ヘルシー薬局
・マルエ薬局前橋西片貝店
※引用:群馬県ホームページ「群馬県新型コロナ検査促進事業の実施について」より
永島内科医院
〒371-0018
群馬県前橋市三俣町2-11-20
Tel.027-232-6435